コラム

頭痛診療で遭遇する頭痛

2025.01.07

新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

最近の頭痛診療の中で、緊張型頭痛の患者さんが、非常に増加していると感じます。

当院では1012歳くらいの学童期の患者さんから高齢者の方まで、幅広い世代の患者さんが来院されます。もちろん診断のために問診、診察、検査を経て診断に至るわけですが、

診療による患者さんからの情報の中に特徴があります。

・後頭部全体と首の付け根の部分が痛む、同部位に圧痛がある。

・両側のこめかみあたりが締め付けられるような痛みがある。

・慢性的な肩こりに悩んでいる。

・猫背である。

・パソコン作業など前傾姿勢になる姿勢を長時間とっている。

・スマートフォンの使用時間が長い。

・休日にスポーツなど体を動かすと頭痛が気にならなくなる。etc…です。

また、変形性頸椎や頸椎椎間板ヘルニアにより頚髄や神経根に圧迫のある方は、ズキンと突き上げるような痛みが間歇的に出現します。これらは、多忙やストレス下により、発症、増悪をします。治療薬は、消炎鎮痛剤や筋肉の緊張を和らげる薬、気持ちをリラックスさせる薬を処方しますが、一番は姿勢矯正や肩甲骨のストレッチ療法です。慢性的に悩んでいた患者さんにおいても驚くほど改善することがあります。

緊張型頭痛は直接生命を脅かすものではありませんが、生活の質を著しく低下させます。

辛い時は、我慢せずお気軽にご相談ください。

045-312-1212

WEB予約

アクセス

発熱外来

WEB予約

24時間受付中