診療案内

頭部MRI/MRA、頸動脈MRA、頸椎・腰椎MRI

MRI
MRI装置はCTと違い、レントゲンではなく磁石を使って全身の画像を見ることができる装置です。従って、人体に無害です。
頭部から首、胸部、腹部、関節と、体のどの部分でも画像として描出します。また、造影剤などは一切使用しないで脳血管はもとより、全身の血管系(特に動脈)を10分程度で映し出すことが出来ます。

当クリニックでは、従来の筒に入るタイプではなく,オープン型のMRIにしました。これにより、閉鎖感と圧迫感を軽減できます。
近年のMRI画像は急速に良くなっていて、画像は確定診断に欠かせないものとなっています。
MRI検査の適応があれば、当日検査も可能です。また、当院はオープン型のMRIではありますが、閉所恐怖症や長時間の検査が苦手な患者さんに対しては、検査前にお薬を飲んで、気持ちを落ち着かせてから検査を受けてもらっています。気軽な気持ちでご相談ください。

頚動脈超音波検査

エコー
頸動脈とは、心臓から脳へ血液を送る血管のことです。
糖尿病/脳卒中/脂質異常症/心臓病/高血圧/肥満など、異常が疑われる場合に受けます。脳ドックや人間ドックなどでも用いられています。
一般市民における無症候性(症状のない)頸動脈狭窄症の頻度は、中等度狭窄が7%前後、高度狭窄が3%前後存在するといわれています。
頸動脈狭窄を有している患者さんは一般の方より脳梗塞発症riskが高くなる傾向にあります。
症状のない時点で発見して、適切な対応をとることで、脳梗塞発症の危険性を下げることができます。

外科処置、各種検査、ワクチン

エコー
☆打撲やケガ☆
頭部打撲はもちろんですが、その他、切創や転倒におけるけがの処置に関しても対応していますので、お問い合わせください。

☆可能な検査☆
各種採血・レントゲン・12誘導心電図・Holter心電図・睡眠時無呼吸検査

☆コロナワクチン☆
月に1回(第3土曜日昼)、接種を行っています。
*日程に関しましては、HPの「お知らせ」にて更新していきますので、ご確認の上お電話にて予約してください。

☆自費診療☆
・肺炎球菌ワクチン 8000円(税込み)
・インフルエンザワクチン 自費:3800円/公費:2300円(税込み)
・帯状疱疹ワクチン 22000円(税込み)
・癌腫瘍マーカー(CEA・AFP・SCC・CA19-9) 4000円(税込み)
・脳ドック 22000円(税込み)
・肩BOTOX 33000円(税込み)
*健康診断・各種診断書作成も行っています。お電話にてお問い合わせください。

☆各種健診
・横浜市特定健診
火・金曜 9:00~(1名) 9:30~(1名)
横浜市からご自宅に郵送された受診券・問診表をご持参してください

・大腸がん検診・前立腺がん検診・肺がん検診
月・木曜 12:30~ (3名まで)

各健診は、事前に予約をしていただいた上、ご来院をお願いしております。
*大腸がん検診に関しては、ご自宅での2日間の便採取が必要ですので、キットを当院にてお渡しいたします。詳しくはお電話にてお問い合わせください。

内科診療

エコー
☆脳卒中☆
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血等の脳血管障害の総称を脳卒中といいます。その脳卒中を引き起こす原因として高血圧 高脂血症 糖尿病などの基礎疾患が挙げられます。定期的な検査を行い、早期発見し、早期治療介入を行う2次予防も重要ですが、脳卒中を発症しないための生活指導や基礎疾患管理という1次予防が、最も重要であると考えます。そのため、上記疾患に対する内科的治療の介入は、専門性の高い医師による管理が必須となります。これらの内科的管理を脳卒中専門医として、急性期病院で培ってきた経験と知識をもとに行っておりますので、健康診断等で異常を指摘されたり、体調に不安のある際は、お気軽にご相談ください。

頭痛 認知症診療

頭痛
★頭痛★
頭痛の原因は様々ですが、適切な診断と投薬により改善する可能性があります。
頭部MRIを行い異常がない場合、頭痛の原因として片頭痛・緊張型頭痛の有病率が、最も高いです。
【片頭痛】
○疫学・症状
若年・中年女性において有病率が高く、①片側性②拍動性の痛み③嘔吐を伴う④動作により悪化する(通常の日常生活など)⑤目の前がチカチカする、臭いに過敏になるなどの頭痛発症前の特徴的な前兆を自覚する等の特徴を有します。学生や働き盛りの女性に多いこともあり、つい痛みを我慢してしまう方が多い傾向にあります。
○治療・予防
片頭痛発作は、前兆などを感じる発症直前~発症早期に片頭痛専用のお薬を内服する事で、痛みを軽減させることが重要です。  
近年、発作発症の予防が、重要視されております。2021年4月より保険適応となった、片頭痛発症予防を目的としたヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤の皮下注射により、頭痛頻度が劇的に減少することが報告されております。
当院での注射も行っていますので、お気軽にご相談ください。
【緊張型頭痛】
○疫学・症状
全年齢に発症し、一次性頭痛の中で、もっとも有病率が高いです。
簡潔にお話しするならば、肩頸部のコリが原因となることが多く、パソコン作業等
デスクワークの多い現代では、生活習慣病と言っても過言ではないと考えます。
症状は両側の締め付けられる様な圧迫感のある痛みで、体を動かす事で、徐々に軽快していくのが特徴です。また、学童期から思春期のお子さんにも好発します。
○治療
基本的な治療として、正しい姿勢の維持・ストレッチなどの生活指導で改善する患者さんが多いです。ご高齢や頸椎変形を伴う患者さんには、鎮痛剤や筋弛緩剤などの内服薬を処方します。上記でも改善しない場合は、自費診療になってしまいますが、肩から頸部(僧帽筋~胸鎖乳突筋)にBOTOX注射を検討します。
効果の持続は、3ヶ月前後が一般的ですが、複数回行うことで注射をやめても体質改善により、頭痛が軽快する患者さんも多くいらっしゃいます。

頭痛の原因は様々ですが、まずは専門医による頭部の検査を行い、診断➡治療と進めていくことが重要です。お気軽にご相談ください。