脳卒中について

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脳卒中とは?

脳卒中とは?

脳卒中は、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などが当てはまります。

かつては日本人の死因の1位でしたが、高血圧治療の進歩や医療技術の進展によって救命率が上がり、その死亡者数は減少傾向にあります。とはいえ、患者さんの数が減少したわけではなく、仮に助かっても重い後遺症を残すことも多いため、今なお十分な注意が必要な病気です。

脳卒中は、発症するまで予兆が現れないことも多いため、定期的な検査によって発症原因を早期に発見し、健康管理を行って発症を予防することが大切です。

脳卒中の種類と症状

脳梗塞

脳梗塞は、脳血管の閉塞や破裂によって血流が途絶えることで起こる疾患です。血流が断絶すると、その部位への酸素と栄養の供給も途絶えるため、脳細胞が壊死して様々な症状が引き起こされます。

主な症状

  • 体の片側の麻痺・しびれ
  • 言語障害(言葉が出てこない、ろれつが回らない)
  • 視覚障害(視野の欠損やぼやけ、物が二重三重に見える)
  • 感覚障害(めまい、ふらつき、足がもつれる)
  • 意識障害(意識が朦朧とする)

脳出血

何らかの理由によって脳内で生じた出血が血腫(血だまり)となり、脳を圧迫してダメージを与える疾患です。出血を起こした部位によって様々な症状が引き起こされます。
原因は、長期間未治療の高血圧と脳血管の異常が、2大原因となります。

主な症状

  • 頭痛
  • 体の片側の麻痺・しびれ
  • 吐き気・嘔吐
  • 言語障害(言葉が出てこない、ろれつが回らない)
  • 視覚障害(視野の欠損やぼやけ、物が二重三重に見える
  • 歩行障害(ふらつく、足がもつれる)
  • 意識障害(意識が朦朧とする)

くも膜下出血

脳を覆う3つの膜(硬膜・くも膜・軟膜)のうち、くも膜と軟膜の間にある「くも膜下腔」に生じた出血を「くも膜下出血」と言います。「バットやハンマーのような鈍器で殴られたよう」などと形容される、突然かつ激しい頭痛が特徴で、意識障害を伴うこともあります。

主な症状

  • 突然の激しい頭痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 意識障害(意識が朦朧とする、意識を失う)

急な症状があればすぐに医療機関へ

脳卒中を発症した場合、適切な対応がされなければ命に関わる危険もあります。上でご紹介したような症状が現れた場合は、早めに脳神経外科を受診してください。

また、くも膜下出血のように“激しい症状が急に”生じることもあります。激しい頭痛や意識障害によってご自身での通院が困難な場合は、迷わず救急車を呼んでください。近くに人がいる場合は、可能な限り助けを求めてください。

生活習慣病との関連

脳卒中の原因は様々ですが、糖尿病や高血圧、コレステロール異常などの生活習慣病や、心房細動などの心疾患が大きく関連しています。つまるところ、脳卒中の発症リスクは生活習慣による部分も多いため、生活習慣の改善は脳卒中の予防に繋がります。当院でも生活習慣病の予防治療に力を入れていますので、健康診断で生活習慣病のリスクを指摘された場合などは、お気軽にご相談ください。

脳卒中を防ぐための

脳卒中を防ぐためには、事前に発症リスクを把握し、予防に努めることが大切です。
最も効果的な方法としては、動脈硬化の原因を引き起こす生活習慣病管理です。特に高血圧 高脂血症 糖尿病 喫煙 大量の飲酒などが、重要な因子になります。これらは誰もが、患う病気でありますが、適切な治療により回避することが可能です(喫煙や毎日の大量飲酒をやめることも重要です)。また、頭部MRIなどの画像検査を行い、頭蓋内の異常を早期発見し、適切な治療をすることで脳卒中発症を回避することができます。

まとめると、生活習慣病への適切な治療介入と定期的な脳検査を行うことで、脳卒中発症の危険性を限りなく低くすることが可能です。

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