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耳鳴りについて

耳鳴りは、患者さんが訴える症状の中でも比較的多くみられる症状のひとつです。「キーン」「ピーピー」といった高い音や、「ボーン」と響くような低い音など、感じ方はさまざまです。
多くの耳鳴りは耳鼻咽喉科で診断され、投薬治療などが行われます。生命に関わることは少ない一方で、症状が長く続いたり、改善までに時間を要したりすることもあります。
注意が必要な耳鳴り
一方で、耳鳴りの中には注意が必要なタイプがあります。それが、「ざーっ、ざーっ」といった音が一定のリズムで続き、心臓の鼓動に一致するように感じられる拍動性耳鳴りです。
このような耳鳴りは、日中だけでなく夜間も持続して自覚されることが多く、常に耳元で音がしているように感じるため、生活に支障をきたすこともあります。
拍動性耳鳴りの原因として考えられる病気
硬膜動静脈瘻
拍動性耳鳴りの原因のひとつに、硬膜動静脈瘻という病気があります。これは、耳の近くの脳内で動脈と静脈の間に異常な通り道(瘻孔)ができ、動脈の高い圧が静脈に流れ込むことで生じる病気です。
比較的まれな疾患ですが、近年はMRI機器の高性能化により発見される機会が増えてきています。詳しくは硬膜動静脈瘻のページをご覧ください。
放置するリスク
硬膜動静脈瘻に気づかず放置した場合、頭蓋内出血を引き起こすことがあり、重い後遺症や生命に関わる状態につながるおそれがあります。そのため、拍動性耳鳴りが続く場合には、原因を詳しく調べることが大切です。
診断にあたって大切なこと
硬膜動静脈瘻の診断には、脳神経外科の専門医による診察と、高度な画像読影が重要になります。一般的な耳鳴りとは原因が異なるため、拍動性耳鳴りが疑われる場合には、脳や血管の異常も視野に入れて評価する必要があります。
当院の診療体制
当院では、脳神経外科専門医である院長が診療を行っております。また、この疾患に高い専門性を持つ横浜市立市民病院 脳血管内治療科と密に連携しており、診断後は必要に応じて速やかにご紹介し、確定診断から根治治療までスムーズにつなげられる体制を整えています。
このような耳鳴りはご相談ください
- 「ざーっ、ざーっ」と響くような耳鳴りが続いている
- 耳鳴りが心拍に一致しているように感じる
- 日中だけでなく夜間も持続している
- 耳鼻咽喉科や内科を受診しても改善しない など
耳鳴り・雑音が気になる方へ
内科や耳鼻咽喉科を受診しても続く「ざーっ、ざーっ」という心拍に一致した特徴的な耳鳴りがある場合は、脳血管の異常が関係している可能性もあります。気になる症状がある方は、上田クリニック 脳神経外科へご相談ください。
