新しいホームページの第一回目として、頭痛についてお話します。
まず、頭痛には大きく分けて『一次性頭痛』と『二次性頭痛』があります。
前者は頭部精査(MRI検査等)の結果、器質的疾患(頭の中に脳腫瘍やくも膜下出血が指摘される)が否定でき、その他全身疾患などが否定された場合に診断できます。
簡単に言うと何かしら身体に異常があり、そのことが原因で起きる頭痛を『二次性頭痛』
そうでなく明らかな原因のない頭痛を『一次性頭痛』と診断します。
一次性頭痛の場合は、その原因にアプローチして治療をしていくことが大切です。
しかし、二次性頭痛の場合、頭の病気が存在し、さらに頭痛の症状が出現しているということは、命にかかわることもあります。脳神経外科医による適切な診断が、不可欠となります。
そのため、頭痛診断は、患者さんの話を良く聞き、随伴症状(頭痛以外の症状)の有無などの所見を確認後、頭部MRI検査を行うということが基本になります。
次回は、『一次性頭痛』についてお話を致します。